見栄えの良い庭を作るうえで重要な役割を担う「芝」ですが、「人工」のものと「天然」のものがあります。
一見すると同じでも、両者には大きな違いがあります。
「人工芝」のメリットは、まず第一に「お手入れが簡単」ということです。
まず枯れることはありませんし、小さな虫もつきません。雑草が生えてくることもほとんどありませんし、定期的な芝刈りの必要もありません。
日々のお手入れが苦手な方、そのための時間が取りにくい方、あるいは日当たりのあまり良くない、お庭をお持ちの方には最適だと言えます。
次に「天然芝」のメリットについてですが、まずはコストが安いということと、やはり本物ならではの美しさがあります。また、きちんと手入れをしてあげることで、より一層きれいな庭造りをできるという魅力があります。木々の世話をするのが好きな方や、コストを低く抑えたい方には向いていると言えます。
先ほど挙げた人工芝と天然芝との違いの中に「コスト」に関するものがありましたが、確かに初期費用を見ると人工芝は天然芝よりもコストがかかるものではあります。しかし一方で、天然芝の場合、その後の手入れに必要な様々なコスト、例えば「水」や「肥料」、「芝刈り機」などにかかる費用を考えると、人工芝も一概に高いとは言えません。
天然芝は少なくとも1~2ヶ月に1回は芝刈りが必要であることを考えると、手入れがいらず、しかも冬でも青々とした色を楽しめる人工芝は、美しい庭を作る上でとても頼もしい存在と言えます。